この数年で一番おいしく感動した和食のお店!幸せ三昧
ずっと前から行きたかった幸せ三昧。渋谷からも、恵比寿からも、広尾からも、どこからも割と歩く場所にあるのに、予約が取りにくいお店です。
恵比寿にある賛否両論から独立されたそうで。しかも一番弟子さんだったそうで!期待高まります。
かなりシンプルな外観。だけど親しみがあるのでドアを開けるのに緊張しない外観でした。
店内はカウンター席とテーブル席。テーブルは全部で10席、カウンターも多分6席くらいのこじんまりしたお店。だけど、ゆとりがあって居心地はとてもいい。
まずは飲み物。たくさん種類がありましたが、やはりビール。あとペリエをいただきました。
料理はおまかせのみです。最近、おまかせが大好き。自分でメニューを組み立てるよりプロにお願いしてしまう方が楽だし、流れがよくて満足できるし。
一品目、いちじくのごまクリーム。
いちじくとごまの相性ってどうなのよ!?と一品目からソワソワでしたが、一口食べてびっくり。いちじくのトロっとした食感とごまクリームのなめらかな香ばしさがクセになる。新しい発見。
二品目、すだちのところてん。
夏らしい一品。目で楽しめるって素晴らしい!
先ほどのまったりトロリ食感から打って変わってさっぱりスッキリなお口直しですね。ところてんなんて久しぶり。
三品目、和牛のローストビーフ。
柔らかくて、和牛らしい脂がかめばかむほど出てくる肉好きにはたまらないローストビーフ。ローストビーフってちょっとしっとり感が出ていなくパサつきぎみだったりするものが多いけれど、これは全然そんなことはなく、本当に旨味たっぷりでかなりおいしい。
四品目、焼きなすと車海老のしんじょう。
プリプリの車海老がはいったしんじょう。これはおいしいのはもちろんですが、だしも最高。かなり落ち着くお椀です。
五品目、太刀魚とアスパラのおかき揚げ、黄身酢。
太刀魚のホロっとした揚げ具合、もうたまりません!サツマイモもおいしいし、アスパラのおかき揚げの食感も最高。一皿でいろいろな食感を楽しめる揚げ物でした。
黄身酢って初めて食べたのですが、これ面白い。
六品目、お造り。(たこ、いさき、マコガレイ、かます)
すべての食感が最高。薄すぎず、厚すぎず、ちょうどいい厚みのお刺身。
醤油は2種類でした。
七品目、鮎の一夜干し。
ちょこんと手前に置いてある肝が最高の味!私、肝たべれないのですが、これはいつまでも食べていたくなる味!日本酒とかなり合いそう。
骨もせんべいにしてくれています。パリパリと身の途中で食べるのも、これまた贅沢だなぁ。
八品目、鱧と湯葉の茶碗蒸し、磯部あんかけ。
茶碗蒸し!最高!ここはお出汁がとてもおいしい。磯部あんも最高です。海苔、最高。
中に鱧がいて、あぁ夏だなぁ〜と。夏に和食食べるならば鱧を出してもらいたい人なので、ここにきてよかった。
九品目、コーンとしらすのごはん。
美味しすぎました。最後のごはんってどうしてこんなにおいしいの!?と思うくらい美味しくて、すぐに完食。そうしたらすぐにお代わりをいただけました。しかも、二杯目は味をちょっと変えてバター風味が!味が違う一品のように変化。恐れ入ります。本当においしい!
最後のデザートは、すいかのシャーベット ワインゼリーがけ。
すいかそのもののシャーベット。100円で売っているシャーベットとは違い上品〜。ワインゼリーのトロっと感もあり、いいアクセント。
そして、ここからはお腹がいっぱいでなければ・・のコーナー!もちろん、いっぱいではありません!と申告。(本当はかなりお腹いっぱいです。)
二つのデザートから一ついただけるのです。なんて素晴らしいサービス!
黒ごまきなこのアイスモナカ。
いい香りのアイスモナカ。食後にぴったりのアイスでした。
ほうじ茶のプリン。
一口食べておいしい〜!って悶えました。濃厚でありつつ、甘すぎず、甘いデザート。
できればもうあと個か食べたい!と思うほどの美味しさ。
幸せ三昧というその名の通り、幸せすぎる最高の時間をいただきました。
味はもちろんなのですが、器がどれもステキでした。私は色味が少ないお皿ばかり集めがちなのですが、合間合間に色のある器が出されると料理がより華やかになって本当に目で楽しい。器も料理の一つなんだなぁ、と改めて実感。
外食って勉強になります。